言語が異なる土地では、身振り、呼吸、意味をなさない声の振動すら重要な対話のリズムとなる
ゆっくりとした時間が流れるインド北東部マニプール州で、作曲家・音楽家のマンガンサナと出会い、土地の暮らし、太古の音楽、踊りや武術に触れながら、大切に受け継がれてきた脈を、現代に生きる身体へと注いでいく対話の豊かさを改めて感じた。
その土地に溢れる生活のリズムが身体に浸透し、脈を打ち、記憶が呼び起こされ、身体の内外の小世界が繋がりを持つ。
身体の脈を地に伝えるステップと、地から返される振動はダンスという「うねり−serpentine」へと変換される。そのうねりに身を委ね、異なるリズムの混在とそれらが溶け合う喜びの時間。
それは、文化や言語などの違いを超えて、土地ごとの音楽や身体の所作に大切に受け継(トランジット)がれている「種」を融合(クロス)させ 「未来のアジア」として開花させるという、ひとつの祈りかもしれない。
【演出・構成・振付・出演】
北村明子
【ドラマトゥルク・音楽提供・出演】
マヤンランバム・マンガンサナ(インド・マニプール)
【振付・出演】
柴一平、清家悠圭、川合ロン、西山友貴、加賀田フェレナ、
チー・ラタナ(Amrita Performing Arts,カンボジア)、ルルク・アリ(Solo Dance Studioインドネシア)
【出演】
阿部好江(鼓童)
【Cross Transit project】
北村明子が2015年に開始した、日本とアジアのアーティストと共に創り上げる国際共同制作プロジェクト。東南〜南アジアの各地域に根差した伝統舞踊、音楽、精霊儀礼、武術のリサーチを行い、そこで出会ったアーティストや文化からインスピレーションを受け「記憶」「廃墟」「身体」をキーワードに、歴史的な流れや場所を横断するような実験的作品を発表。リサーチプロセスもwebサイトで公開。
Cross Transit オフィシャルwebサイト www.akikokitamura.com/crosstransit/
KAAT神奈川芸術劇場大スタジオ
10.12 Fri
~
10.14 Sun
10.12(金)19:30 10.13(土)13:00★/18:30 10.14(日)13:00 ※開場は開演の30分前 ★託児サービスあり。公演1週間前までにマザーズ TEL.0120-788-222へ直接 ご予約ください。受付時間10:00~12:00/13:00~17:00(土日祝日は除く)
一般:4,000円 U24(24歳以下):2,000円 高校生以下:1,000円 セット券:8,000円 伊藤郁女・森山未來『Is it worth to save us?』(11/1~4)とのセット券。 別々に買うと9,000円のところ、セットで8,000円。
チケットかながわ
0570-015-415
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0570-084-00(Lコード:33546)
一般社団法人オフィスアルブ、KAAT神奈川芸術劇場
チケットかながわ
0570-015-415(10:00-18:00)