サーカス・アーティストと片脚を失ったダンサーの驚くべきダンス
マチュラン・ボルズは、リヨンを拠点に活動する気鋭のサーカス・アーティスト。スリリングなアクロバット技とダンスを融合させて深いストーリーを語り、詩的な世界を作り出す。大きな車輪を使ったソロ『ラ マルシュ』、病気で左脚を失ったエディ・タベとのデュオ『アリ』の2作品は、身体表現の新たな可能性を教えてくれる。
振付:マチュラン・ボルズ
出演:マチュラン・ボルズ、エディ・タベ
マチュラン・ボルズ
1974年生まれ、フランス、リヨンを拠点とするサーカス・アーティスト。フランス国立サーカス学校で学び、コンテンポラリーダンスとサーカスを初めて融合させた歴史的作品、ジョゼフ・ナジ振付『カメレオンの叫び』(1996)に出演。その後は現代サーカス作品に出演すると同時に、振付家フランソワ・ヴェレ等との共同制作にも参加、2001年に自らのカンパニーMPTA(Les mains, les pieds et la tête aussi「両手両足そして頭も」の頭文字)を創設してソロやデュオ作品を発表している。カンパニーXY、ヨアン・ブルジョワ等の現代サーカス系アーティストや振付家、音楽家、ジャグラーとの仕事も多い。2011年から、リヨンの現代サーカスフェスティバル「ユトピスト」のディレクター。
エディ・タベ
ブリュッセルのサーカス学校で8歳から学び才能を現すが、18歳で癌を患い左脚を失う。以降も演出等に携わり舞台芸術の探求を続けるなか、マチュラン・ボルズに出会い、コラボレーションを開始。パフォーマーとしての舞台復帰作『Ali』(2008)に始まり、『タールと羽毛』(2010)、『私たちはあのヒキガエルたちと同じで…』(2013)等を創作、発表。弟のアリ・タベもダンサー/サーカス・アーティストであり、『Ali』の初演版での共演以降、ダンサー3人とアラブ伝統音楽演奏者5人による作品『Rayahzone』(2012)等、共同で制作も行う。驚くべき強靭さと詩情を有するそのユニークな身体は、ダンスに新たな可能性を提示する。
KAAT神奈川芸術劇場 大スタジオ
9.22 Sat
~
9.24 Mon
14:30
15:00
自由席 4,000円、U24(24歳以下)2,000円、高校生以下1,000円、シルバー(65歳以上)3,500円
チケットかながわ ほか
http://www.kaat.jp/d/m_bolze
KAAT神奈川芸術劇場 横浜アーツフェスティバル実行委員会
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