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About

映像・演劇を融合した絵本のようなダンス

アクラム・カーンは、バングラデシュにルーツを持つイギリスの振付家。北インドの伝統舞踊を学んだのちコンテンポラリーダンスに転じ、多文化社会を生きる人間のアイデンティティを問う作品を次々と創造し、踊り、国内外で高い評価を得ている。2012年ロンドン五輪開会式の振り付けも担当した、イギリスを代表する振付家の一人だ。2011年に初演し好評を博した『DESH』(ベンガル語で「祖国」)を、小学生以上の観客に向け改作した本作は、発表以来、世界の大都市で上演されている。ロンドン郊外で生まれ育ったバングラデシュ移民二世の男のひとり語りが、ダンスが、いつしかインド・パキスタン紛争を生きた父親の過去や祖国の伝説と融け合い、無名な個人の人生と大きな歴史の流れ、若者の夢と祖国の記憶、現実と夢想、二つの祖国が交錯し、男は自分自身という存在にもう一度向かい合う。強いダンス、巧みな台詞や演技に、照明、音楽、アニメーションが繊細に重なる独自の世界観にまず引き込まれる。だがそこには、移民、戦争そして家族の絆と行った今を生きる私たちが抱える問題への考察と問いがあるこのうえなく詩的で美しく、苦しいほどリアルで深い、大人も子どもも必見の名作ダンス。

公演日 

8月22日(水)19:30開演
8月23日(木)15:00開演
8月24日(金)15:00開演
8月25日(土)15:00開演
※各公演とも開場は開演の30分前
上演時間約60分

DESH 演出・振付

アクラム・カーン

Chotto Desh 演出・翻訳

スー・バックマスター(Theatre-Rites)

音楽

ジョスリン・プーク

照明

ガイ・ホア

ダンス

デニス・アラマノス 又は ニコラス・リッチーニ

Profile

アクラム・カーン Akram Khan

Copyright: Lisa Stonehouse
イギリスを代表する世界的振付家。1974年にロンドンに生まれ、幼少からインドの伝統的舞踊カタックを学ぶ。大学でコンテンポラリーダンスと作品創作を学び、2000年にアクラム・カーン カンパニーを設立。同年『Kaash』を発表すると、卓越したダンス、知的な構成と、ユーモア、グローバル化した現代社会における自己と他者の問題をめぐる社会的な作風で高い評価を得る。コンテンポラリーダンスのシディ・ラルビ・シェルカウィ、バレエのシルヴィ・ギエム、現代フラメンコのイスラエル・ガルバンからアカデミー賞女優ジュリエットビノシュまで、異なる背景を持つ演者と対話に基づく作品も多い。2012年ロンドン五輪開会式の振付けも担当、受賞も多数。

Place

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横浜赤レンガ倉庫1号館 3Fホール

【横浜赤レンガ倉庫1号館へのアクセス】
〒231-0001神奈川県横浜市中区新港1-1-1

<電車>
みなとみらい線「馬車道駅」・「日本大通り駅」から徒歩6分
JR・横浜市営地下鉄「桜木町駅」から汽車道経由・徒歩約15分
JR・横浜市営地下鉄「関内駅」から汽車道経由・徒歩約15分
主催 横浜アーツフェスティバル実行委員会、横浜赤レンガ倉庫1号館
共催 横浜市、公益財団法人横浜市芸術文化振興財団
助成 平成30年度 文化庁 国際文化芸術発信拠点形成事業
一般財団法人地域創造
損保ジャパン日本興亜『SOMPO アート・ファンド』
(企業メセナ協議会 2021 Arts Fund)
アンスティチュ・フランセ パリ本部
在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本
ブリティッシュ・カウンシル